天候 曇り 北から北東の風(午前中は強風) 気温 1〜10℃ 潮況 小潮 水温 14.3℃ 場所 下田町 田牛 「大根」 船宿 喜一丸 同行者 ○井氏、○橋氏、○本氏、○堤氏、○田 狙い 寒メジナ ![]() 2010年を迎え恒例の初釣り例会を開催する。 今回はM野氏が中国出張、K林氏は中国 駐在、A藤氏は肘痛で参加できないので少々寂しい例会となりそうである。 また今まで妻良の渡船は「市丸」にお願いしていたが、昨年末に「五兵衛丸」が久し振りに 渡船を再開した情報があった。 「市丸」の船頭は人が良いけれどビシッと折り目の付いた ズボンをはいて操船し見るからに素人ぽく、潮の向きを聞いてもよく判らないなど何とも 心許なかった。 やはり昔から漁業に関わっていた「五兵衛丸」は信頼できそうなので、 今回の例会は「五兵衛丸」にお願いすることにした。しかし19日、20日、21日と春を思わ せるような陽気だったが、釣行前日の22日からまた真冬に逆戻りになった。 そのため 五兵衛丸は西風を心配していた。22日の昼に確認すると「明日は無理なのでキャンセル してください!」と丁寧に断られた。 駿河湾側はどうもダメなようなので相模湾側の河津にある菖蒲沢の磯の渡船宿「千代丸」に 連絡してみると、「明日は西の風のようなので出ますョ!」と言われた。そこで「喜一丸」に電話 するが携帯も自宅も繋がらない?! あとでもう一度連絡してみよう!まず参加者へ連絡して その後で「アオキ釣具店」にエサの解凍を依頼した。 今回はT橋氏と先行して出発し現地にて充分仮眠を取り、帰路は我々が運転をすることにした。 と言うことでT橋氏が17:00に相模原に来て釣り専用車に荷物を積み替えて出発した。 18:30に「アオキ釣具店」に到着してエサの確認をしたが、昼に解凍依頼した にも関わらず未だカッチンコッチンであった! この分だと後発組には丁度良いかもしれない! 全員分の支払いを済ませて我々の分を粉砕し積み込んで再出発した。20:40に「華蓮」に 到着し漸く夕食にありついた。 食後河津のコンビニで食料を調達して21:30に田牛港に 到着した。しかし菖蒲沢を過ぎた辺りから風が強まり車は揺すられた。港でも結構風が強く明朝には 治まるのか不安であった。寝床を作り車中で一杯やって22:15そのまま寝袋に潜り込んだ。 4:30に一旦目が覚め両脇を見渡すと左側に○堤氏の車があり右側にはワゴン車が停まっていた。 未だ早いので寝袋の中でぬくもりを楽しんでいたが、4:55に辛抱堪らず外へ出た。 すると 車が6台駐車していた。 ウムッ!6台と言うことは12名くらいはいるな! 出船時刻までまだ 来るのでやはり沖磯は無理かもしれないと思った。 案の定その後次々に車が到着し合計12台に なった。 親子船頭が現れたので行き先を相談したところ近場でもメジナの大型が来ると言うので 我々以外に3名いるが「大根」に乗ることに決めた。 ![]() 6:20に下大根に渡る2名も乗せて港を出た。 小生は舳先に乗っていたのだがいきなり ウネリでエレベーターの上り下りのように大きく上下する。 「大根」の表側を観察するように 回って裏側から渡った。 今井氏と小生が先に降り荷物を受け取った。 全員が降りたので○堤氏と 小生はハナレ側に場所取りをした。 一方T橋氏と橋本市は港側の方に陣取った。 他の3名はこの間に入って一同一段落した。 空は雲に覆われており陽が出てきたが全く眩しく なく浮きがしっかり見えて助かった。 ウネリがある分サラシは結構出ていてメジナが出る予感は大いにあった。暫らくして一番北側に いたT橋氏が何かを上げたが、竿のしなりからすると型は大きくないようであった。 そして暫らくしてまたもや何かを上げていた。 下見に続いて絶好調?である! 7:00頃 I井氏の竿が大きくしなった! 暫らくやり取りをしているが結構な型のようである!玉網の用意 をしているとフッと竿が伸びてしまった! 何と道糸が途中で切れたそうである。どうやら道糸に 傷が付いていたようである。 残念! その後に今度はH本氏の竿が曲がっている! これもやはり竿の曲がりからして大きくないようである。上がった魚体は細長かったのでどうやら 「サヨリ」のようである。 ![]() ![]() 手前からT氏、I井氏、右側にT氏とH氏 右の黄色いバケツの場所でやっていたのだが・?! 小生はハナレとの間から出るサラシに乗せて流していたが、ある程度真っ直ぐ出ると上りの潮に どんどん流される! しかしどこまで流しても付けエサはそのまま残ってくる。 さてどうして やろうと悩んでいると堤氏が掛けた! しかし足元に来てバラしてしまった!すると今度は小生の 流しているのに掛かった!引きからするとマアマアかな?と思って巻いてくると、これまた途中で フッ、と軽くなった。 今日はどうやら食いが渋くハリ掛りが甘いようである。 7:30頃から北風が強くなった。予報は確か西風だが山を回っての北風なのか本当に北風なのか 判らない?! 潮は上げてきているので波が這い上がってきて我々の場所も一歩上がった。 T橋氏の場所は飛沫を被っているようである。こんな状況で頑張ったが我々以外の3名が風を避けて 裏側に移り、続いてT氏、H本氏が移る。 小生も様子を見に行くが潮が動いていない! ![]() ![]() 頑張るH氏 中央からハナレ方向!アレ?誰もいない! T橋氏の様子を見に行くと飛沫を避けて岩陰に退避していた。先程の魚を聞くと「フグ」ばかりで あると言っていた! 表は風に波の攻撃を受け付けエサも残ってくるので、小生も裏でやってみることにした。 結果はご想像通りである!どうせ釣れないのなら表で石取根での練習をしようと思い地元の仕掛けで やってみるが、結果は同じであった。 11:00近くなって潮が止まり始めたが気が付くと風も幾分弱くなっている。今まで右方向へ 行っていた潮が止まってサラシに押されて左に出るようになった。 12:00他の3名が磯上がりで迎えの船に乗り込んだ。 小生はそれを見届け昼食をとった。 食後そろそろ下りに潮が変わるだろうと再開してみる。 すると仕掛けはドンドン真っ直ぐに出て 行くだけで左へ行かない? 未だ下りの潮になっていないようだ?! 皆めげずに頑張った甲斐が あってか?とうとう来ました! 13:15のことまたも今井氏の竿が曲がった! やり取りの結果I井氏から玉網入れの要求があった。ウムッ、よい型だ! 玉網に収まったのは 38cmの良型のクチブトであった。 やっと活気付いて頑張るも我々には変化がなかった?! ![]() 38cmの良型 暫らくして僅かだが潮が左へ行きだした。小生に小さな辺りがあったので少し糸を張ってみると 何だか重いように感じたので合わせてみると生体反応がある。 アリャ段々重くなるぞ? 寄せるとこれまた良型のメジナである! 空気を吸わせようと磯際に寄せたところ一気に根に張り 付いてしまった。 アッチャ〜!しばらく出ろ出ろと道糸を張ったり緩めたりしたが、結局根負け して道糸を引っ張ることになった。 切れたところを見るとチモトから切れていた。 そしてその後は付けエサが取られるようになった! 何回目かにハリがなくなった。 どうやら このエサ取りはフグのようだ。 遠投してもタナを深くしても何をしてもエサがなくなった。 海中フグだらけのようである。 潮が動いていないので止むを得なかろうが、それにしてもフグの 大群がいるようだ。きっとその下にメジナが居るのであろう・・・! そして何事も起きずに 15:00となり喜一丸が沖磯に迎えに出て行ったので、こちらも道具を片付けて船を待った。 港に戻る船の中で石取根のドブに行った人に釣果を聞くと40cmオーバーのメジナが2匹と マダイを釣ったと言っていた。 帰港後他の釣果を見ると65cm、3kgのマダイであった。 (喜一丸のHP参照) また小生は確認していないが横根へ行った人の釣果はメジナが一杯だった そうである! 帰路は例によって下田の「昭和の湯」に寄った後、O西のリクエストで須崎の船宿の予約をして 「華蓮」で夕食をし伊東の「石黒」に寄った。 最後に大磯のPAで休憩後厚木の駐車場でH本氏と別れた。 その後小生の駐車場にて解散した。 これにて2010年の1月例会を終了したが、評価は勿論『×××』であった。 |