○田師匠


漁日・・11月某日

漁場
石取根
釣 行 報 告

月日    2010年 11月 18日(木) 
天候    晴一時雨   北東の風 強風  気温  12〜16℃
潮況    中潮   水温  19.7℃
場所    田牛 石取根 「田牛向かい」
船宿    喜一丸
同行者   ○幡氏、○藤氏、
狙い  メジナ


    10月9日に帰国後何度も釣行計画を立てるも天候や用事が入り行くことが出来なかった。 今回も前日の17日に計画をしたのだがこの日も行けず18日にした。  17日の16:10に出発しエサの解凍を依頼していた「アオキ釣具店」へ向かった。 早川に着き海を見ると波打ち際の白波がやけに多く感じた。 途中も注意してみたが以外にうねりが大きく白波の幅が広いのが判った。 真鶴の旧道は無料になったこともあり通勤客で混み合うようになって来た。 店には勿論小生の分のエサしかなくゆっくりとコマセを作った。  家を出たのは早かったが通勤時間帯になり随分ゆっくりと走ったため、当初夕食は「華蓮」でと思っていたが八幡野のファミレスでとった。 ついでに食後にコンビニで食料や飲み物を調達して更に南下した。 下田には20:00頃に着き「昭和の湯」に浸かり身体を温めて、21:00前に田牛港の駐車場に到着した。 車を降りてみると意外に寒くなかったが、西よりの風が吹いており砂浜に打ち寄せる波の飛沫を海に押し返していた。 真上の空は星で一杯であったが遠くの空は未だ雲が覆っていた。 寝床を作りビールと焼酎で気持ちよくなったところで22:00消灯。  00:00頃用足しに社外に出ると隣に無線のアンテナを立てた車が止まっている。 我々と同じような物好きもいるものだと思いながらまた寝床に潜り込んだ。 その後間もなくして隣にもう一台停まった。 さて今回は何台来るのだろうかと思いつつ夢の中に戻った。  翌朝5:30頃起きだして隣の車の人と挨拶していると、その後ろに日の出前の暗さながら見覚えのある顔があった。 「○幡さん?!」と声を掛けると「おはよう!」と声が帰ってきた。 そして○藤ちゃんもいた。 全く偶然である! 聞くと二人は「下大根」に行くといっていた。  6:20位に娘船頭が現れ行き先の確認である。 小生が最初に行くが「一寸待ってネ」と駐車場の奥の方から確認を始めた。 最初の二人は「横根」、次に小生で「田牛向かい」、続いて○藤氏と○幡氏の「下大根」、そして小生のお隣さんは「大根」、そして次は「本場」、最後の人は常連らしくどこか空いているところにでも入るのであろうか?場所は決めなかった。 客は以上8名である。   

6:30頃出航し港を出るとやはりうねりがあった。 最初に「下大根」に向かうと舳先を向けた途端、「波が被って今日は駄目だョ」と娘船頭が言い舳先を「大根」へと向けた。 大根も随分被っていたが底物師は強引にも降りてしまった。 彼はモロコを狙うのだといっていた。 そして○藤氏達は小生と一緒に田牛向かいへ行くこととなった。 石取根には「ひがし丸」の客は居らず我々だけである。 ところが当初「横根」へ乗る予定の人達も石取根の「本場」に降りた。 続いて我々が田牛向かいに降りる。 荷物を上の段に移動し釣り場を決める。 チャカ付け場に○藤氏が入り、中段に○幡氏、小生は先端側の段へ降りる。 風は北西なので田牛向かいでは右前方から吹いてくる。 またうねりも北側から来るので朝のうちは干潮なので左程でもないが、小生の場所は波を被るようになるだろうと思った。  さて準備も終わり期待の第一投である。 ○藤氏、○幡氏は足元で始める。 小生はサラシ場から始めることにした。 しかし北東の風なので道糸が根掛かりしそうなので注意しなければならない。 ほぼ向かい風なのでコマセが飛ばず弱ってしまう。 そこでサニーカゴを付け投げてみることにした。 さらしから真っ直ぐ沖に払い出されるが下りもせず、上りもせず途中で止まってしまった。 何投かしてみるがサニーカゴがこの強風下ではて返しが悪くて敵わない。 そこでこれを外してシンプルな仕掛けに戻すことにした。   

開始間もなく○藤氏に小さなメジナが食ってくる。 負けじと○幡氏にもメジナが食ってきたが以外にも型は小さい?! ここでは少なくとも35cmクラスが混じってくるはずなのに、今回はやはり水温が20℃近くあるためなのだろうか?  7:30サラシの先端で浮きが入った! やっと来たか!と竿を立てて巻きに入り一発目の突っ込みで、何の抵抗もなく生体反応がなくなってしまった。 アレッ?回収してみると寄り戻しの下でハリスが切れていた。 考えてみるとサニーかごを取り付けるためのフックのところで切れている。 どうやらこれで付いた傷が原因のようである。 マッ、潮が動けば入れ食いになるからいいやと、悔しさがない! 仕掛けを作り直し再度投入する。 しかしその後も潮は動いてくれない?! どうなっているのであろう? ○藤氏、○幡氏は相変わらず時折魚を掛けている。 9:00を過ぎた頃から風とうねりが更に強く大きくなってきた。 この頃から小生の場所は腰や胸くらいの高さまで潮を被ってきた。 9:30少し潮が動いたのか浮きが入った! 合わせをするが強風とサラシの押し出しで糸が吹けており合わせにならない! そのためハリ掛が浅くまたしてもバラし! アチャァ〜! しかし今日は釣り辛い!投入時に風で道糸が吹けその糸にサラシが被ってきて下に下にと引っ張るので、止む無く道糸を上げるとまた風で吹けが出る。 風かうねりのどちらかにして貰いたいものである。  10:30を過ぎる頃いよいよ期待の上りの潮になってきた。 サラシに乗せた仕掛けがジワリジワリと左方向に動き出した。 ただこの風なので豊根方向へ回り込まなければよいのだが・・・。 暫く流してみると石廊崎方向に流れている。 最高の潮の流れで、この上りを待っていたのである。  そして10:45によい当たりが来た! 沖目で掛けたが結構な引きが伝わってくる! そして重い! 未だ半分も巻いていないところで急に軽くなった?! 何じゃ? ハリのチモトがスッパリ切れていた。 そういえば今回も確実な合わせができなかったような気がする! そういえば6/15以来5ヶ月も磯釣りから離れていたので色々なことをスッカリ忘れている! 困ったものだ!  気を取り直してやるが今度は潮が止まってきた。 上りが弱い! そして11:30頃また上りだした。 そしてこれを流していると本流に入ったのか?魚が食って走っているのか?判らないような糸の出方をした。 取り敢えず合わせをくれて巻いてみると僅かながら生体反応がある! 魚は付いているがメジナではない!巻いてきて魚体が見えるとその魚はイサキであった。 やはり水温が高いようである。 その後も流すがえさがそのまま残ってくるようになったので昼食にする。  ○藤氏は相変わらずメジナをボチボチ上げているし、○幡氏も風に悩まされながらもシッカリメジナを釣っている。 しかしまだ玉網を必要とする獲物は今までのところない。  小生は昼食後また流してイサキをゲットした。 これはよいとばかり流していると潮が若干先端を回り内側に入ってきた。 このまま巻くと根に掛かるので大きく竿を煽ったが、仕掛けは風に流され根に掛かってしまった。 しかし何度か煽ると掛りが浅かったのか、突然外れて回収することが出来た。 そして13:30頃流していた道糸がバリバリと出て行く。 直ぐに合わせて巻くが久し振りによい型の引きである! うねりが大きいので出来れば玉網を使わずに抜き上げたいなどと考えていると、これまた途中でフイと抵抗が全くなくなってしまった。 その瞬間ヤッタ〜!先程の根掛かりのときに道糸を確認していなかった〜! これと共に気持ちもバレてしまった!  残りのコマセをセッセと撒いてコマセ担当に徹したところ、○幡氏にイサキが来るわ来るわまるで入れ食いである。 しかし不思議なことにその直ぐ隣の○藤氏には相変わらずメジナばかりである。 

二人の釣りを見ながらフト沖合いを見るとそれまでは1つ2つの浮きグレには気付いていたが、ものすごい数のそれも大きな群れがいくつもあるのが見えた。 ナライカドからこの群れに流しているがやはり釣れない。 それどころか仕掛けを煽ったりすると群れは散ってしまう。 いつものことながら上がるころになると風、波共に治まってき始めた。 14:30上がりの仕度を始めて喜一丸を待つ。  帰りに「本場」に入った人に釣果を聞くがダメだったようである。  上がって荷物を片付け小生は二人に分かれて15:30一人で帰路に着いた。 そして熱海と真鶴の有料道路は通らず山道を使い、しかも通勤時間帯にも拘らず相模原には19:10に到着した。 所要時間3時間40分であった。  12月4日の例会にリベンジを・・・! 以上
以上


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