○田師匠の釣果


漁日・・3月某日

漁場
BOAT
釣行日誌
月日  :  2005年 3月 20日(日:春分の日)
状況  :  若潮、曇り 午前:東よりの微風、昼より:西の強風
場所  :  伊豆 網代
同行  :  ○浩
狙い : アマダイ
釣果 : ○浩 : カサゴ : 2、 鮫 : 1(1m以上)、 トラギス(大)
     小生 : ヒラメ : 1(30cm)、 白ギス : 1

この日はトラギスDayだった!

 昨年は中国赴任で一回の出撃に終わり今年は茨城赴任なので最低月一回と思っていたが、Boat釣りには積込み準備で3連休が必要なので今回が今年の初出撃となった。
   今回は○浩が同行することになったが「AKIZUKI」は二度目となる。 風やうねりがないことを願い前日夕方に準備をした。 
4時半に出発し早川で海の状況を確認すると期待以上のべた凪ぎで、出撃の条件1はクリア出来たことで取り敢えずホッとした。 前日にポイントでエサの沖アミを調達し人間様の餌も用意したので6時に現着した。 しかし駐車場はと見ると何と満車状態でビックリしたが、やっと1台分のスペースを見付け急いで道具類を下ろし車の駐車も終わり一段落した。 それからボチボチBoatに荷物を運んでいると○宮氏が近づいて来て声を掛けられた。 今日は風もなく釣り日和なので彼も出るものと思い一緒に釣るように誘ったが、意外にも「俺は行かねえョ!」と言うのでその訳を尋ねると西風が吹くからだとのことであった。 気象予報でも昼から風の出ることは判っていたが出れぬほどではなかろうと高をくくっていた。
   気を付けろ!の声に送られ凪ぎの海にアマダイを求めて漕ぎ出した。 走ると何だか船外機の様子が今までのようなパワーがないように感じるがそれなりに走っているのでそのまま走った。 最初のポイントは先程○宮氏に教えてもらった70mダチで早速仕掛けを投入すると、クククッと小さな当りが来て雑魚であることは判った。 上げて見るとトラギスであったが魚の活性はあり、これからアマダイの可能性に期待を込め投入を繰返した。
 海は本当にベタ凪で風もなくこんな日は滅多にない!これで釣れたら最高だ! しかしその後もトラギスは釣れるものの他魚の当りがないので今迄の実績のある○川崎付近の定置網近くへ移動した。 GPSで殆ど同じ場所に入れるのでそこから流すことにしたが、今迄アマダイが釣れた時と同じ潮の流れでやはり此処ョ!と気合が入った。
 前回魚探の機能で海底の拡大を試すべく画面ばかり見ていたが、ここでも釣れるのはトラギスであったが○浩が何と25cmもあるのを釣り驚いた。 その後カサゴが掛かりいよいよかと思っているとまたカサゴが来て、どうやら此処は根がある所と想像し場所を移動するといきなりヒラメが上がった。 実は仕掛けを入れて魚探をいじくっていて雑魚が掛かったのに放って置いたものにヒラメが食ったようである。 ここでヒラメ仕掛けとも思ったがやはりアマダイが頭から離れず、そのまま続けることにした。
 そのうち潮が逆になったのとその後もトラギスのオンパレードに、もう一度○宮氏のポイントを試すことにして戻った。 この頃になって船外機の調子が元のようにパワフルになりガンガン走り出した。 やはり家の水槽でエンジンを掛けているだけではやはり駄目になってしまうのであろう。 元のポイントの様子は最初と同じであり期待が少し萎みかけた時、○浩が重い重いと巻き始めたがアマダイのような引きがなくただ重いだけのようで魚じゃないのでは?と思った。 しかし巻いて来ると魚体が見え何だか長い!太刀魚かハモかアナゴか?更に撒いて来るとデカイ! ナッ、何と鮫だッ! 1m以上はある! 早いところはリスを切り開放せねば! どうやら巻いて来る時に掛かった魚を喰ったようだ。
  そうこうしているうちに11時半になった頃突然西風が吹いてきた! いよいよ来たか!と思う間もなく波は白波を立て始めうねりも大きくなってきた。 ともかく避難と長浜の浅場に急いで移動し様子を見ていると少しづつ治まってきたのでもう一度沖に戻ったが、また風が強まりこれ以上無理と判断してイケスのブイに係留し釣りを再開した。 しかし此処では餌も取られず全く釣れる雰囲気もない状況であった。 
風は益々強まりそろそろ上がろうとしていた時、小型の漁船が近づいて来て「釣れた?」と言う。 今日は駄目だと言うとこちらも同じだとのことに何だかホッとするのは何でだろう? 沖上がりで道具を仕舞っていると物凄い風が吹きスパンカが外れてしまった。 13時半大急ぎで港に帰ってBoatを上げているとまた○宮氏が来て「ほら、吹いて来ただろう!」だって! 荷物を車に積み込み終えて○宮氏と話していると、春は5月にならないといくら凪であっても風が急に吹き釣りにならないと教えてくれた。 観天望気をもっと勉強するようにとのことであり、まさにその必要性を体験した一日であった。
  網代の干物屋「田中」 に手を振り帰路についたが網代の海岸通から混んでおり「○朝ライン」を覚悟した。 ところがこの原因が「何でも屋」の近くで事故があったことが判り、暫く我慢したところ流れるようになって一安心した。 しかし真鶴道路が渋滞と掲示があり仕方なく「オレンジロード」に迂回した。 こちらは車も少なくスムースに走れ約2時間10分で帰り着くことが出来た。 早く着いたので船外機、道具の洗浄、片付けが当日に出来て大助かりであった。 
次回は天候が安定した頃に再度アマダイを狙って出撃したいと思う。 

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